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人生劇場 飛車角 (1963)

尾崎士郎の原作を大胆に料理し、その後続く東映任侠路線の礎となった逸品。東宝から東映に移籍した鶴田浩二が、ユニークな時代劇で手腕を発揮してきた沢島忠監督の巧みな演出に応え、愛と義理に揺れるやくざの葛藤を、色気と哀愁を漂わせて好演し、さらなる黄金時代に向かう新たな当たり役とした。一宿一飯の義理を果たすため、殺人を犯した飛車角(鶴田浩二)は、服役中に心変わりした恋人のおとよ(佐久間良子)を責めもせず、渡世人の道を突き進む。

     

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