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王家に捧ぐ歌 (2005)

イタリアの大作曲家ヴェルディの円熟期のオペラとして有名な「アイーダ」を、宝塚ヴァージョンとして新たな脚本、新たな音楽で豪華大作として上演、大好評を博す。2003年度芸術祭演劇部門優秀賞受賞作品。  古代エジプト。エジプト王国はファラオの命のもと次々と領地を拡大していた。ファラオは、イシスの神の神託によりエチオピアと戦うべく新しい将軍の名がもたらされるであろうと告げる。エジプトの若き将軍ラダメスは、任命されるのが自分であったらと胸を躍らせていた。自分が選ばれエチオピアに勝利したあかつきには、エチオピアの解放を願い出るつもりだったのだ。ラダメスは、捕らわれの身となっているエチオピアの王女アイーダに密かに想いを寄せていたのである。アイーダもまたラダメスに恋心を抱いていたが、アイーダは戦いは平和を生まず新たな戦いを生むだけだと考えていた。一方、エジプトの王女アムネリスも、ラダメスに想いはを寄せていた。  ラダメスは出撃し、エチオピア王アモナスロを捕らえ、エジプトを大勝利へと導く。アムネリスはアイーダの気持ちを探り出そうと企む。祖国の敗戦を悲しみ父を気遣うアイーダに偽りの優しさを見せ近付いたアムネリスは、ラダメスが戦死したと嘘をつく。動揺したアイーダは彼を愛していると本心を吐露してしまう。それを聞き態度を豹変させたアムネリスは、身分違いの恋を激しく責め、アイーダをうちのめす。  首都メンフィスに、華やかに凱旋する兵士たち。ラダメスは、勝利の褒美として捕らえたエチオピア人の解放を願い出た。  果たして、エジプトに平和は訪れるのか、負けたエチオピアはこのままでいるのか……。ラダメスとアイーダの愛は、そしてアムネリスの想いは……。

リリース済み: Feb 02, 2005

ランタイム: 1:47:31 数分

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